【3】人は死ぬ前に老いる

人間は遅かれ早かれいつか必ず寿命で死ぬのだが、その前に老化していく段階が訪れることを忘れてはならない。最終的な死は一瞬だけどそこに至るまでは長い期間に渡り老化していく段階が続くだろう。

 

もし仮に80歳が寿命だとして、70歳から80歳の最後の10年は体力も少ないだろうし、最後の数年は外出や運動をすることだって大変になってくるかもしれない。

 

その前には、死ぬまでにやれることを逆算し始めるタイミングもあると思う。

 

老化していく間には、体力も精神も思考も感性も、様々な力が徐々に衰えていくだろうし、万全な健康が維持しにくくなり、病気にもかかりやすくなる。

 

その前の段階では、若い頃にあった気力や元気、情熱的なエネルギーは出しにくくなるだろう。寿命や健康寿命に比べると、若者として元気でいられる期間はとても短い。

 

10年後、若い頃あった元気があるだろうか
20年後、気力が充実しているだろうか
30年後、健康が維持できているだろうか

 

生物的に老いるのは宿命だけど、それでも人間は元気でい続けようとすると思う。

 

私もそうすると思う。

 

歳はとりたくないねって笑いながら過ごしたいものだ。