【6】どう生きるか方向性を決める

生きていく上で、自分自身でどう生きるかを決める必要がある。

 

決めるにあたって様々な観点がある。今どう生きたいと思っているか、生きていく上で生じる様々な出来事に納得できるか、死ぬ時に後悔しないか、何に着目するかということ自体も自分で決めることになる。

 

まずは自らがどう生きたいと思っているかということを知るために、自身の想いや執着といった内面を知る必要がある。自身の過去の記録や日記などを読み返したりして体験を振り返ることだ。そこで何を感じてどう思ったのか改めて書き出したり人に喋ったりして言語化すると見えてくる。

 

言語化したことをまとめる時には散歩などをすると良い。何も考えずただ歩いているとその間に勝手に頭の中で整理されていく。

 

時には静かな部屋で目を瞑ったまましばらく何も考えず深呼吸していると、その瞬間自身の内面が無意識的に気にしていることが何か観察することができて、自己理解に繋がることもある。自分はどんな人間なのか、しばらくすると少しわかってくることがあるだろう。

 

どう生きるかいったことを決める際は自身の経験が元になっていくことになると思うがそれのみだと近視眼的な判断になりがちなので、それ以外の情報を参照して多角的に考えた方がいい。

 

例えば他人はどんな人生を歩んでどんな文脈で何を言っているのかなど。過去の人間が残した本を読むと、数千年にわたり人類が同じようなことを考えてきたことがわかる。

 

また自己理解をするという意味でも、人間の習性を雑学程度に知っておくと参考になる。人間は何に喜びを感じ何に不満を感じるのか、何をしたがるのかなどについて知れる。

 

ここまででどう生きるたいのか少し見えてくるかもしれない。

次はどうやって生きるのかだ。

 

人間が集まった社会はどういう構造になっていてどんな仕組みで動いているの知識も得る必要がある。何故なら、今後生きていくこの世界では様々な人間が数多く存在していて時々衝突したり争ったりするからだ、自分がどう生きたいか定まったとしても実現するためには大抵の場合、社会で人と関わることになる。人間は他者と関わりを絶ったら恐らく生きてけない。だから協力しあったり助けあったりする必要がある。

 

人間の集団は沢山あって、国や政治や経済や法律といったややこしい構造が作られている。生きていくためにはそれらを上手く活用しないといけない。この世界でどうやったら生きれるかを知る必要がある。

 

 

そうして自分自身がどう生きるかを決める。

 

でも正直全ての情報を加味して判断することは出来ないだろうし、情報が多ければ多い程複雑すぎて訳がわからなくなると思う。結局どこかで知らないことや解らないことに関しては見切りをつける必要がある。

 

自分で納得ができたら実際に行動しみて、そこで経験を積みながら改善していって、形を変えながら生きていくことになるんだと思う。