【11】少しずつ進んでいけるようにする

人間が思い描いた理想の状態が、次の一歩ですぐ叶うということはない。最初から願いが叶うことはないので必然的に少しずつ進めていくことになる。

 

人間は往々にして高すぎる理想を掲げては、思うように叶わないことにもどかしさを感じる。全く進んでいない状況では、活動し続ける意味を感じなくなり足が止まることがよくある。

 

そうならないようにするには小さいことから1つずつやっていくことが大切だと思う。着実な1歩を踏めば、少しずつ進んでいると感じやすいからだ。だからこそ目的に至るまでの工程を分割して行って、一番近いところにある次の段階を目指すようにしていくことが大事だ。その上でその小さなことをコツコツ続けていく。

 

次に、どんなルートを辿ることになったとしても着実に進んでいけるために、日常の中に発展性を持つことが大事だ。

 

最初にこうやって進もうと思っていても実際に動き始めるとどんなことが起きるかはわからない。最初に想定していた道を外れることもあるだろうし、途中から遠回りをすることもあるだろう。だから、どんな道筋を辿ることことになろうとも着実に進めるようにすることが重要だ。

 

着実に一歩進める状況を作ることが大切、明確な発展性が持てなければ、それを作り出す必要がある。

 

自分が進みたい道に向かって着実に一歩進むためには、日々の余暇活動の中で活動をしないといけない。そしてその余暇活動を行うためには時間や体力や資金が必要になる。

 

つまり生活を送った上で体力と時間と資金などの余力を持たせる必要がある。仕事で消耗した体力を回復させるために余力を使い果たしてしまい、何もできずに時間が経過するだけになってしまう。

 

そのため日常生活を送った上で余力を確保できるようにすること。そしてその余力を自分自身が行いたいことや進みたい方向へ進むために使うこと。