【15】生活について

生物として生きるために必須な活動のこと。心身の健康を保つことであらゆる物事に対して感性を働かせて彩りを感じることがことができる状態を維持する。そのためにも欠かせない活動。

 

健康に生きることが人生で最も一番最初に目指すべきことだ。例えば虫歯や風邪にかかった状態では普段楽しんでいることも楽しめないだろう。重い病にかかった状態では回復を優先することになって他のことができないし前向きな思考になりにくいと思う。

 

人間は健康を崩すことで初めて、今まで何も気にせず当たり前のように日々活動できていたことを認識する。様々な苦痛や不都合が出てから健康状態であり続けた方がいいと思い始める。

 

特に風邪のような一時的な不調ではなく、虫歯で永久歯を失うなど一度失うと二度と手に入らないものだったり、関節や骨や肌などに一生涯渡って残る怪我や後遺症を患ってから強く健康を維持したいという認識に変わる傾向があるように思う。

 

生物として生きていれば何らかの病にかかることは避けられないし、人間は喉元すぎるとすぐ忘れる傾向がある。だから出来るだけ、普段から自然に行う生活習慣を整えて、健康を維持するための仕組みを作った方がいいように思う。

 

良質で栄養バランスの良いものを適量食べ、安定したサイクルで十分質の良い睡眠をとり、定期的に軽いランニングや筋トレなどの運動をする。風呂で湯船に入ったり、サウナで汗をかいて体を綺麗にするのも良い。身体がリラックスすることで質の良い睡眠を手助けするはずだ。

 

基本として肉体の健康はまずはこれを大事にしたい。もちろん全てを完璧にこなせるわけではない。全てを実行しようとして負担が大きすぎるあまり逆に苦しむ羽目になることもある。できる範囲で小さなことを少しずつやるだけで良い。それこそバランスを崩し始めているなと思ったことを調整することから初めてもいい。

 

 

 

また肉体面ではなく精神面も整えることも行う余裕を持ちたい。

 

頭の中に雑念が散らかっていると思考が鈍る。日記を書くなどして言葉を吐き出して、頭の中を整理する。脳内の情報を掃除して余白を作り出すと良い。

 

また頭の中を整理するには書き出す以外にも瞑想なども活用できる。目を瞑って静かに深呼吸をしていると無意識に思い浮かぶことがある。特に意識せずとも脳という器官が無意識的に渡してくるイメージがあるはずだ。それを冷静にただ観察するだけ、そうすればその時に気にしていることをより客観的で冷静に捉えることができる。

 

同じく散歩をするのも頭を整理するには良い。机に向かって言葉を出しながら思考を組み立てていると逆にわからなくなることがある。そういう時にこそ長時間散歩をすると良い。天気の良い日にただ何も考えずに歩くだけでいい。何も考えずに歩いていると勝手に頭の中で思考が巡り、記憶と記憶を繋げて脳内の情報が整理されて、終わった頃には気持ちが整っている。

 

思考だけでなく感情を発散させるには、親しい人と会話して喋って笑い合うのも良い。人の話を聞いて人に話を聞いてもらって、親しい人と笑い合って安息感を得られるし、話して気持ちを発散させることで充足感が得られるはずだ。

 

こうして心身の健康の土台を作り思考と感情を整理していくことで、今その時やりたいことやってみたいことを見つけたり、今後の生き方や生きていく方向性を見つけていくことができる。そうすることで人生の中で迷った時にも転んだ時にも、次に足を踏み出しやすくなる。向かう方向が決めやすくなると思う。

 

心身健康の土台を作れるかどうかは、生活上で何をするかによって決まる。人生の最重要活動であり決して疎かにしてはいけない。心身健康は何よりも最優先で実現することだ。