【16】余暇について

自身の精神を充実させる活動を行う。

 

精神を充実させるには、自らの意志が指し示すことを主体的にやること。内容は何でもいい、自分がやろうとしたことを自分でやることだ。主体的に選択したことや実行したことは喜びや達成感の元になる。

 

そしてそうして得た感覚が自身の内側に蓄積されていき、薄皮一枚ずつ重なっていっていくことでやがて自信の土台が形成される。自分がやろうとしたことをやる。それによって何かする時にやれると思えるようになり様々な活動が取り組みやすくなる。

 

やろうとしたことの一連の流れを、自分の力で、自分のペースで少しずつ進んでいく。その取り組みの中で何かに挑戦して時に失敗したり転んだり、そこから改善を経たり継続していった先に成功体験を得たりする。そういうことを経て気がついた時には成長を実感することもあると思う。

 

 

余暇活動としてやること中に存在する要素を3つに分類した。

 

1 遊び

基本的に自分がその時やりたいことや興味があることをやる。興味あることがわからない場合は、ちょっとでも気になったらとりあえずやってみる等で良い。

 

何もなければやらなくてもいいし他者から誘われたことや偶然の機会でやることでも良い。何も縛りはなく、生きている間にできた自由時間を自分のために使うだけ。

 

面白い、楽しい、気持ちがいい、興味がそそられるなど、何でも良い。

 

娯楽を始めとした様々な活動が中心になると思う。自由に遊んでいる間に必要に応じて技術を体得したり知識を得たりすることもあるだろう。実際にやってみないとわからないような経験を経て今まで気づかなかった新たな視野を獲得したりすることもある。

 

また遊んでいる間に同じ活動をしている人と繋がりができることもあるだろう。

 

 

2 学び

読書や実体験などから様々なことを学び、それを自らの頭で整理したり考えることができる知性を磨いていく。

 

知識や体験の情報を書き出して言葉と図解で整理して物事をまとめる。それを人に伝達するなどしてアウトプットすることで頭の中から消化して脳内に余白を作る。吐き出したことからは興味が薄れて一旦忘れ去り、次のことに移って新鮮な気持ちで取り組んでいくことができるようになると思う。

 

外に吐き出すことでそれを一旦忘れることで、端的にまとめられたことが頭の奥底に綺麗にしまわれる。後々さらに様々なことを知った上でそれを思い出した時、物事の繋がりを発見して新たな気付きを得ることもできる。

 

学ぶテーマは自身が楽しめることや興味があることでもいい、必要性があって役立てるためのことでもいい。

 

学ぶことで得た知恵が、何かで遊んでいる時や挑戦している時に役立つこともあるだろうし、友人や知り合いなどの人の役に立つこともあるだろう。

 

 

 

3 交流

仲の良い友人と会話をして充実した時間を過ごし安息を得ること。また新しく人との繋がりを持ち、会話を通じてお互いを理解し合い信頼を築いていって社会性を磨く。

 

自分自身の魅力と社会性を磨くことで人との繋がりを持ちやすくなる。人との繋がりを持つことが、自分の発想や行動の範囲を越えたところにある新しい出来事や機会をもたらすことができると思う。そしてそこからさらに新たな人との出会いだってある。人との繋がりは、あらゆることの縁になる。

 

交流することで得た人との繋がりが新たな活動を始める機会になることもあるだろうし、他人と関わることでその人の良い個性や独自に持っている知恵を学び吸収することもあるだろう。

 

 

 

総括。

 

基本的には自分が作った自由時間を使ってやりたいことをやるのが余暇活動である。

活動内容に縛りはなく思い立ったことをやるので、各活動は独立している。

 

ただ別の活動をしていたとしても、活動の中にある、遊び、学び、交流という要素は別の活動に対して相互に影響し合う。それぞれの活動で得たものがその他の色々な活動に影響を及ぼすと思う。

 

自身の知識や経験、そして人との繋がりを中心に、相互に影響しあうことで人生は豊かになっていくと思う。