【20】自分の内側に力を蓄積させる

仮に十分な所得や貯蓄ができて余暇活動を行えたとしても、いつ収入源がなくなるともわからないし、得られるお金の量が減ったりする可能性もある。

 

普段自分に対してお金を支払っている個人や組織など何らかの顧客、社会全体も、自分自身でさえ、いつどう変化するかはわからない。

 

突然収入源がなくなり日常生活の生活基盤が破綻してしまうことを避けるためには、長期的には所得を増やすようにしていったり、自ら収入源を作り出す力を磨かないといけない。ただ普通に稼いでいるだけではそんな事はできない。ではどうすれば良いのか。

 

会社員で他営の仕事を手伝っているのであればその仕事を通じて自身に経験を身につけること。労働市場で市場価値を上げることだ。自営で仕事をしているのであれば自身が生み出したモノやサービスを売って所得を作り出すことを実践すること。

 

手段を様々あるが、ただ働くだけでなく自分自身が主体的に稼ぎを作り出せるように活動する必要がある。

 

そもそも仮に稼ぎ口が失われなかったとしても、一つの労働収入しかない場合、仕事を続けることに不都合のあってもその仕事をし続けることになってしまう。

 

仮に会社組織で働いて労働収入を得ている状態だったとして、組織を辞めたらもう生きていけないというようになったら危険だ。何故ならその会社を辞めたら生きていけないから会社にしがみつかないといけないとなった場合、過度な肉体疲労や精神的ストレスを受けていたとしても続けなければならない状態になるからだ。その状態では人生自体が不幸になる。

 

これまでの実体験から、この状態で働いていても何もいい事はないどころか肉体の健康を崩したり精神的に苦しい事はわかっている。苦しむ事になるので避けなければならない事はわかるし、さらに言うと仕事以外の生活や趣味にも悪影響を及ぼす。

 

全ての悪影響の元凶のようなモノなので、辛い状態を我慢する事は絶対にしてはならない。辛いけど続けなければならないと言う状態に陥ってはならないと確信している。

 

大変な事はまだいい、しかし辛いと感じる事は全く良いことはない。だから一つの組織に依存し続ける事は避けなければならないし、生活費を稼ぎ続けなければならない身であることを狙われて会社や上司と言った存在から都合よく使われてはならない。

 

そのため、自身の内側に地力がつく仕事をしたり、様々な経験を積み上げることで幅広い選択肢で生きていけるようになった方がいい。

 

仕事をしながら自身の力をつけると良い。この国では大抵の仕事は雇用労働であり、その場合基本的に仕事の拘束時間が1日8時間以上、毎週平日5日で行うため、働いている状態では仕事に費やす時間が非常に長い。

 

一日の大半を仕事に注ぎ込むことになる。この時間を有効活用しないと能力の向上は望めない。時間を有効に活用するためにも仕事で経験を積める状態で働く必要がある。