【21】資金の獲得に用いる手段

お金を手に入れるための活動は自営でも他営でも良いし、売るものはモノでもサービスでも良い。今の時代において手段として労働が一般的であるが、何をしようと最終的には資源を入手するためのお金を手に入れる。つまり収入源を作る。

 

収入源を獲得するにあたり代表的な所得区分が4つある。給与所得、雑所得、事業所得、配当所得だ。

 

ただ国が定める所得区分がわかったところでそれらから実際に所得を得られるようになるには並大抵の努力では辿りつかないし、申請や報告、個人情報の公開など様々なことが関わるため、性格や価値観合っていない人は本当に合わないとも思う。

 

中長期的に段階的に少しずつ進むことを前提としても、実現可能なのか甚だ疑問である。昨今では副業解禁の流れを受けて様々な個人事業主がビジネスを始めているが、万人がうまくいくものではないと思う。

 

収入源を得るために世間でまことしやかに言われている事がある。

 

 

労働により給与所得を手に入れる。労働により給与所得を得ている間に、自身が売るモノやサービスを探す、また自身の各種スキルや経験を磨く。

 

自身のモノやサービスを売り、副業として雑所得を得る。雑所得を拡大して事業所得にする。事業所得を大きくして売り上げを拡大する。

 

事業売却をしてまとまったお金を手に入れて、それまでの能力や経験を持った状態で生きれるようになる。

 

投資を行い配当金で生活をする。

 

 

正直、国が定める所得区分を知って長期的な目標を描いたとしても、それは絵空事のように思える。

 

そもそもビジネス経営などは特定の分野の特定の組織のみ生き残るゼロサムゲームだし、大半の現代人にとってビジネス経営は難易度が高い。それに人により適性は異なる。

 

何かにチャレンジする事はいい。でも地に足のついた小さいことからやっていくべきだと思うし、高すぎる理想を意識するのは悪手だと思う。

 

調べて言葉だけで取り入れた良く知らない概念を、自分の理想として担ぎ上げてしまうと、都合の悪いことから目を逸らして高望みをしているようなものだ。

 

自分にできる範囲でやっていくように心がけたい。